ソウル南山国楽堂は2007年に韓国初の伝統音楽専門劇場として設立されました。韓国の伝統音楽の素晴らしさを広め、伝統芸能を促進することが認められました。韓国の伝統的な建築構造である1階をベースに地下に劇場を配置することで、周囲の環境と調和した美しく独特な構造となっています。この韓国の伝統的なデザインと美意識には、韓国の歴史的アイデンティティのエッセンスが含まれています
地下劇場のロビーとつながっている階段状の庭園「チムサンウォン」は、景福宮の教泰殿と同様に、自然光が降り注ぎ、特に美しい景観を見せてくれます。300名収容可能な劇場は木をふんだんに使用し、自然の美しさを感じさせます。また、観客とのスムーズで密なコミュニケーションを可能にするスラストステージも備えており、音響機器を使わずに豊かな自然な音響を楽しめるよう全体の構造が設計されています。このタイプのデザインは韓国の伝統芸術に最適です。
芸術性と造形美を兼ね備えたソウル南山国楽堂は、2017年に創立10周年を迎えました。創立10周年を記念して劇場施設などを改修し、様々な伝統芸術公演に最適な劇場に生まれ変わりました。現在では韓国の伝統文化と芸術が息づく空間となり、多くの国民や外国人観光客に人気の観光地となっています。ソウル南山国楽堂は、都心にありながら韓国文化と自然が融合した特別な南山韓屋村の快適な雰囲気の中で、質の高い芸術公演とくつろぎの時間を楽しめる特別な場所です